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水傘

「くらげって水色の傘みたいだよね」 素敵な名前を贈ってくれたひと。 降りしきる雨に真っ白な嘘を纏ったの。 記憶のインクが滲んでは零れた涙を隠したの。 君の足跡は黒い霧で見えないの。 どうにかなりそうでどうにもならないわけで。 愛されたいなんて人…

サナトリウム

目を閉じて、いろんな君、瞳の奥におさめました。 微熱みたく気づかないままで、恋は虫の息です。 こゝろ閉じて、いろんな僕、胸の中に溶かしました。禁じられた遊びで燃やせば 孤独ってきれいな色。 回れ、止まらないレコード。針の先踊るは記憶。うれしい…

冷えきった涙を飲みほしてよ

「ゆうって人の気持ち考えたことある?」 冷たく鋭利に放たれた言葉 図星だった いつも自分のことばかりでいっぱいいっぱいでひとの気持ちなんてまともに考えたことなんて無かった。 彼はやさしいんじゃなくてずっと我慢してたんだってことにやっと気づいた…

私が眠るまで眠らないで

すきなひとの寝息を聞きながら眠りにつく 「おやすみ、ゆうちゃん」『おやすみ』 その刹那のなんと愛おしいことか。 最近の彼はすごく甘えたで可愛らしい。 いつも底なしの愛をくれる とてもやさしいひと もっとぐちゃぐちゃに壊してくれ、なんて彼にはきっ…

よるのふくらみ

たのしかったはずの毎日がたのしくなくなった。 だれかと話したり、仕事をしたり、お酒を呑んだり。そうゆうことがすべて煩わしくなってだれの声も雑音にしか聞こえなくて響かなくなった。 声も好意も言葉も何もかもが鬱陶しくてただただそんな自分がかなし…

白月に溺れて夜を待つ

最近まいにちがたのしくて夢なんじゃないかと思うんだけれど、現実でそこにあってしあわせだなぁって思えるようになったよ。 あしたは上手にわらえますように

静寂はやがて色付く

ひさしぶりに友達に会ってカラオケに行った。歌った曲は90年代のアニソンやらその頃のヒットソングやら年齢とは反比例する選曲だった。それがすっごくたのしくて大声を出すのがきもちよくって溜まってた鬱憤がぜんぶ晴れたかのようだった。 そのあとカフェに…

あいのほころび

崩れていく音がする。 わたしは自惚れていた。いつもだれかにぜったい愛されてるから大丈夫だと。 そんなことなかった。愛なんて初めから いちばんじゃないなら意味なんてない。 これからもずっとなんて未来はいつだって見えないものなのに信じたわたしが馬…

愛されたくって唇を噛んでいる

愛する猫がさみしくなったみたいでめずらしくふとんに入ってきた。顎を舐められて甘噛みをされた。愛おしくてキスをした。 叶わない想いをいつも抱いている。どう足掻いても届かないそれはいつだって美しい。月に手を伸ばすような想い。恋い焦がれる 恋愛な…

浴槽の底では夢も見れない

伝えても届かないんだからもうどうしようもない。泣いたって笑ったって聞こえないものね。気づいて欲しい、なんて烏滸がましいのかな。 泣き疲れたからすこしねむるよおやすみなさい夢で逢いましょう

水色の傘

浮遊を手に入れたくて手を伸ばす。 意識が遠のいてゆく。 火照ったからだが鬱陶しい。 雨が降った。傘をさした。ただそれだけ

i 罠 B wiθ U

連日ひととずっといっしょだったせいでひとりになって孤独感を感じる。 わたしはずっと人に愛されててしあわせなはずなのにその人達の愛情を踏み潰している。 だって幸福ってこわい。いつしかバラバラに崩れ去りそうじゃないですか。 わたしにはちょっとくら…

apple pie

17歳、くすりをのんでうでをきることしか知らなかったわたしにアップルパイの話をしてくれた。 思わず笑ってしまった。 グレーじゃなく透明でいくら手を伸ばしてもつかめなくて、ずっとずっときれいなひと。 いまでも特別で絶対で唯一で宝物みたいな存在。 …

2017

部屋の掃除をする おふとんをきれいにする お金を貯める 本にほこりを被せない お風呂は眠くなる前に 二度寝は2回まで せすじをしゃんとする 感情に左右されない たいせつなひとたちを傷つけない じぶんを愛せるように 食べたいものを食べ、 あいたいひとに…

contrast

とてもさむい部屋、 冷たい壁、フローリング、煙草のにおい、 おぼろげな輪郭、鳥のさえずり 吐く息は白い まだ頭が起きていない 時刻はam7:42 荒れる肌に殺意を感じる だらしない身体は見飽きたから鏡を割った 現実がとおのいてゆく、なんにないところにい…

2016

1月〜4月 飲食店のアルバイトに奮闘していた。 去年に比べ任されることも多くなってどんどんと"先輩"というポジションについていった。 その中でも出会いや別れがたくさんあった。 当時の彼とだんだん距離が開いていった。 5月 至れ結婚するだろうと思っ…

爪を立てる冬

この間、ぽろっと帰りたいと言ってしまった。 家にいるのに。 グラグラと不安定な地面をずっと歩いている。 前を見ても真っ暗でどこを歩いているのかもわからなくて不甲斐ないわたしはいつもだれかにあまえている。 幻になりたい。

花に似て従順

祖父が入院して実家の喫茶店を手伝うことになった。 飲食店勤務の経験はあったものの、常連さんばかりの昔ながらのお店というのは難しい。 愛想もないわたしは挨拶もまともに出来ずすることといえば、お冷とおしぼりをだすことと溜まった食器を洗うこと祖母…

孤独と夜の逃避行

閉鎖的な空間で受ける授業 ひとりで食べるお弁当 信用も信頼も期待もされていない職場 冬の風は冷たくて痛い 寒いと言ったら黙って手を繋いでくれる人の傍にいたいもっときれいなものに触れたりしたい生きたくないなんて嘘をついて楽をしようとしてるだけ優…

きみとはんぶんこ

気に入ったひとたちにすぐにお揃いを押し付けてしまう癖。単なる独占欲からなのか遠くにいても繋がってるという安心感からなのかわからないけれど、不安になってしまう。いつかいなくなって仕舞うんじゃないかと。 わたしは人に依存しすぎている。ひとりでも…

午前5時21分

黒から青く、青から白く綺麗なグラデーションを帯ながら変わってゆく空を窓から見るのが好きだ。 どこまでも昇華しきれずにいる根拠のないマイナスな感情が僕を蝕む。相も変わらず錠剤を口に放り込んで何も無かったようにする。何も無かったことにはならない…

不完全な僕らの行き着く先

すきもきらいもあまいもにがいも ぜんぶも飲み込んでみる。 刺しては塞いで、壊しては固めて わたしの愛し方はずいぶんと重くて歪らしい。 それでも受け止めくれると言うなら、この秘密を 明かしてもいいのかもしれない。 まっすぐな愛は恐ろしいし、痛いけ…

夜のしじま

眠れないのでマイスリーとハルシオンを 普段の2倍は突っ込んだ。 想定されてた嘔吐感 ふわってする感じ。 きもちい 今度こそ眠るよ、おやすみ。

cut

長い間、伸ばしていた髪を10cmほど切った。 ぱっつんをやめた。 年明けにはこの未練がましい髪ともさようならをする。 この行為に意味があるのかはわからないけれどわたしは誰よりも美しくなりたい。 きれいなものを見て目を輝かせて たのしいことをたのしい…

I

抱き締めたら背骨が折れちゃった そっと撫でたら引っ搔いちゃった 口付けたら窒息しちゃった愛してと嘆いてばかりで きみが傷ついてることに気付きもしなかった